学校法人 石川高等学校

コースガイド

コース紹介

「2030年に現在存在する仕事の47%が無くなる。」英オックスフォード大学でAI(人工知能)などの研究を行うマイケル・A・オズボーン准教授が2013年に書いた論文が世の中に衝撃を与えました。そのような時代を生きる子どもたちに必要となる力は「自ら考え、変化の中で課題を見つけ解決する力」です。そこで学法石川では新たなコースを立ち上げることになりました。
子どもたちは皆学ぶことが大好きです。「?」と思ったことに対して「!」という発見をする喜びは誰もが経験をしたことがあるでしょう。いつからでしょう、その楽しい面白い「勉強」が「やらなければいけないこと」に変わったのは・・・。
これからの時代、「興味のあること」「関心のあること」「好きなこと」に対して、問いをもち、仮説を立て、調査研究を通して発見をし、それを表現する、という「探究のサイクル」を通して身につく力は、生きる上で必要不可欠なスキルです。
最先端の教育を通して、学問を楽しみながら、変化の時代をたくましく生き抜く力を身につけられる場所を用意しました。共に新たな時代の新たな教育を創っていきましょう。

英語科 岩瀬俊介先生

英語科岩瀬 俊介先生

育成するための3つの柱

Point1 探究

県内初の週4時間の総合的な探究の時間。それぞれが個人の知的好奇心に応じて自分だけの探究を3年間通して行います。それと並行し、下記のように段階別にテーマを決めて、幅広い視点や物事の考え方を学ぶ機会を設けます。

探究

STEP1自己探究(1年次前期)
自分を見つめ直し、自己の新たな一面を探究します。
STEP2キャリア探究(1年次後期)
多様なキャリアを知り、これからの時代を生き抜く自身のキャリアについて探究します。
STEP3地域課題探究(2年次前期)
地域にある課題を解決する具体策を実行します。
STEP4夢探究(2年次後期)
人々が幸せに生きる社会づくりについて探究します。
STEP5組織運営探究(3年次)
社会の縮図が学校という考えで、より良い学校を作る方法について探究します。

Point2 STEAM教育

STEAM教育とは、科学・技術・工学・芸術・数学の5つの領域を対象とした理数教育に創造性教育を加えた教育理念のことです。

  • Science科 学
  • Technology技 術
  • Engineering工 学
  • Art芸 術
  • Mathematics数 学

STEAM教育

STEP1問題発見・課題解決能力の育成
生徒が地域や産業界などと多様な接点を持つ機会を設け、実際の社会上の課題を学びます。現在行われている先進的な取組に対して、著名人にオンラインで共有する機会を年間10数回設けます。
STEP2プレゼンテーションや対話を通して表現力を伸ばす
本校教諭も教材開発に携わった経済産業省「未来の教室STEAMライブラリー」のコンテンツを使用し、思考力・判断力・表現力の育成を重点的に行います。
STEP3教科横断的な学び
各自設定する探究課題の解決に向けて、各教科で学んだことを統合的に働かせながら、教科を越えた学びを展開します。
STEP4自分の興味関心が広がり、深まる
全国の高校生との協働学習をオンライン上で行います。様々な地域の高校生との対話を通し、自分自身のものの見方・考え方を客観視する機会を設けます。

Point3 ICT教育

ICT教育とは、パソコンやiPadなどを活用した教育手法です。

ICT教育

STEP1スタディプラスで学びに向かう力を育成
iPadを使用し、学習計画と学習実施状況を担任とともに振り返り学びに向かう力を身につけます。
STEP2動画コンテンツを使用した主体的な学び
本校教員が作成したオリジナルコンテンツを含む授業動画を使用し、自分のペースでどんどん先取りをすることも可能です。
STEP3ポートフォリオを作成し自らを振り返る
日常で生じる様々な疑問や気づきを記録し、自己理解を深め成長実感へつなげます。
STEP4AI教材を用いた個別最適化された学び
最新のAIドリルを使用し、常に自分に合った学びを通して基礎学力を身につけます。「ロイロノート」を使用して取り組んだ成果を共有。

カリキュラム一覧(新課程)

カリキュラム

  1. 週4時間探究の時間を設定し、自分で課題をみつけ、その探究テーマを主体的に深く追求していきます。
  2. 探究型の授業を通して、自ら課題を見つけ解決する力を身につけながら、学力の向上に努めます。
  3. 平日の授業は6校時までなので、部活動などにフルで参加することが可能です。
  4. 土曜日の午前中に授業があり、午後から部活動などに参加することが可能です。
  5. ICTを活用し、自ら学習を管理するスタディプラスやAIドリルなどを活用し、効率的に質の高い学びと部活動などの課外活動の両立が可能です。